昨日(24日)の相談から、制度活用について感じること~東京キャリアアップ・ハローワーク
昨日(24日)の相談には、所持金がほとんどなくなって切羽詰って電話をかけて来た方が何人かいました。
実際に来所された方の一人と一緒に新設されたばかりの「東京キャリアアップ・ハローワーク(東京非正規労働者就労支援センター)」(新宿駅西口)に相談に行きました。
結果は「現状ではほとんど使えない」というところです。
18日に相談に行った方の状況とほぼ同じですが、要点だけ書いておきます。
●雇用促進住宅への入居
住むところがないことを告げると、真っ先に雇用促進住宅の紹介をされました。東京では昭島しか空いていないということで、千葉の船橋(二和)、松戸(五香)を紹介されましたが。二和も松戸も都内から近いとはいえませんが、不便なところではないのでラッキーと思ったところ、よくよく聞くと入居にあたって前家賃などがかかるとの説明で、脱力。
そもそも手持ちがないから相談に来ているのに、これでは本当に切羽詰っている人はほとんど用できません。
●就職安定資金融資
こちらも政府の肝いりで急遽立ち上げられた制度です。
1)事業所都合による離職で住宅喪失状態、
2)常用就職の意欲がある、
3)預貯金・資産がない、
4)主として世帯の生計を維持していた、
という4つの条件に当てはまれば、
・住宅入居初期費用(上限40万、家賃単身6万)、
・転居・家具什器費(上限10万)、
・家賃補助費(上限6万/月)、
・生活・就職活動費(上限15万/月×6ヶ月)
の融資を受けられる制度で、職安で認定を受けて労金から融資されます。(6ヶ月以内に常用雇用されれば返済の免除もある)
まず、上記雇用促進住宅の入居にあたりこの制度を利用したいと申し出たところ「併給は無理」と断られました。その上で、前職の事業主の証明(要印鑑)を取ったり、入居予定の部屋の大家さんの証明(要印鑑)を取った上で、職安に申し込み、認定を受けて、さらに労金の審査があるということで、どう考えても4、5日はかかると思われ、やはり今すぐ住居を必要としている人には利用できません。しかも全部自分でやらなければなりません。せめて、すぐに申し込める不動産屋ぐらい紹介して欲しい。
結局、この日は求人カードを登録し、ファイルされている求人票を眺めただけで帰ってきました。相談者はまだ若く、働く意欲もあるので、住居さえ確保できれば何とかやっていけると思われるのに、結局その後福祉事務所にまわり、生活保護申請に取り組むことになりました。
「東京キャリアアップ・ハローワーク」は、訪れる人もチラホラで、広報の問題もあると思いますが、本当に利用したい人のニーズに合っていないように思います。職員に聞いても、急遽立ち上げたため、労働局の各部署から人を集めて開設しており(相談ブースは6、7箇所)、おそらく制度運用についても内部での共通理解も徹底されていないように思いました。
自民党は、上記2つの政策を目玉のように打ち上げていますが、使えませんって。(K)
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